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カテゴリ:リペア・メンテなど( 32 )


2017年 06月 30日

机/脚台輪破損の修理 その4 仕上

前ページの続きです。
サンドペーパーで強いテカリを和らげて、本体の木地に近づけて…
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本組みです。一日乾燥…。
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前側の脚にもホゾ穴加工を済ませておきました。この部分は見えない箇所ですのでね、見た目より強度を優先させましょ。台輪のホゾに溝をきっていましたのでコの字のようになっています。その凹んだ所に凸の材をかちこみます。これで二枚ホゾがさらにぬけにくいぞ。
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補色をすませて脚部完成です。
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こんな感じ。
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色も合ってるかと。
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元々使い込まれた感が凄い机でした。これからまた使い込まれなさいね。
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by rawumber11 | 2017-06-30 19:08 | リペア・メンテなど | Comments(0)
2017年 06月 28日

机/脚台輪破損の修理 その3

では台輪の製作です。破損した台輪の厚さは20mmと薄い仕上寸です。薄くても堅くて丈夫な樹、オークを用意しました。
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木取りです。巾、厚さともに2mm増やしています。
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二枚ホゾの製作。
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ホゾに加工を済ませて…
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着色です。三色の塗料を配合して近づけました。×印が破損した材で両側が着色したオークです。いい感じです。
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持ち込まれた机はウレタン塗装仕上でしたので似た感じの仕上に。乾燥後にサンドペーパーで軽く研磨してあげるともっと近づくかな。
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脚など削れた箇所にも補色をすると…
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こんな感じです。
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では、最終工程へ。
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by rawumber11 | 2017-06-28 19:34 | リペア・メンテなど | Comments(0)
2017年 06月 27日

机/脚台輪破損の修理 その2

脚に入ります。脚もビスケット…なんですね(笑)凄いな。
じつは脚台輪は全て作り替えの段取りをとっていました。この机のバランスを見て天板の荷重に対して脚が細すぎるという点、テーブルでなく机(作業台)であるなら貫(足下にある脚と脚を繋ぐ材のこと)をまわすべきなのでは?という点から、脚を一回り太くした方がいいと思ったからです。が、持ち主様から「出来ればこのバランスで…」という意向を伺いましたので、この脚をそのまま使用することにしました。たしかに、この家具の中で無垢材は脚だけですし、似た色で仕上げてもやはり違和感はあるかな…(新しく作った方が楽だったし笑)。極力治していきましょ。
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よくよく見ると脚の長さもバラバラ…ガタついてたんじゃないかな?揃えましょ。
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…で角鑿加工です。ここはうちの得意分野です。二枚でガチッと止めましょ。
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脚は終了です。引続き台輪にはいります。
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by rawumber11 | 2017-06-27 19:46 | リペア・メンテなど | Comments(0)
2017年 06月 27日

机/脚台輪破損の修理 その1

脚台輪が破損した机が持ち込まれました。机を立てかけた際に天板の荷重が脚にかかり折れたとのことでした。木工に携わっている者として、やはりこの光景は痛々しく感じます…治しましょ。
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どこ生産の家具かは不明ですが、脚以外は木じゃないですね。
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とりあえず台輪を外しましょ。ちょっと荒々しく見えますが、この家具は主要接合方法はビスケットのボンド止めですので、ちょっと力づくで。
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色々な家具を見てきましたが…これは初めてですね、全部ビスケット(笑)。
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取れないのは無理に外さずに切り落とします。
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これで綺麗になりました。
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脚がなくなりましたので補強材を入れておきますね。引出しを入れて合わせます。
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これで一日接着乾燥。
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天板はこれで終了。引続き脚台輪に入ります。
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by rawumber11 | 2017-06-27 19:27 | リペア・メンテなど | Comments(0)
2016年 08月 18日

ミシン台の再利用

昔のミシン台の脚部が持ち込まれました。天板をのせてサイドテーブル(ディスプレイ台)として使いたいとのこと。
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綺麗な仕上がりは似合わないでしょうねぇ…。ということで半古材の板を使用します。
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平面を出さずに直面木口を作ります。
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接ぎます。
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着色〜WAXで仕上げて…
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なんか寂しかったので引出しも製作。
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セットしてこんな感じです。着色もあえて綺麗には塗装してませんので脚部とのバランスはとれていると思います。
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ほんとのミシン台のように天板を左にずらしてボビン入れの小さな引出し…も、よかったのですが、とりあえず今回は。
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by rawumber11 | 2016-08-18 18:42 | リペア・メンテなど | Comments(0)
2016年 07月 24日

ハンガー 修理 番外編

僕が飛騨高山で寮生活を始めた頃に地元のホームセンターで購入したハンガー。13〜14年前かな…。“洗濯物”に関わる道具で黒色とは珍しく即買い。それから愛用し続けましたが…塗装は剥げてパーツも外れて、ピンチのバネもきかなくなりました。似た様な物を探すもありませんのでね、直します。
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まずはサンドペーパーで塗料や汚れを落として
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塗装。黒色だから太陽光を吸収しやすく劣化が早い…そういうことか。ならば車のマフラー用、耐熱塗料ならもつよね。
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摩耗した部分をルーターで削って
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アルミパイプをかぶせればさらに強くなるはず。
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こんなかんじ。
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ピンチも新調して各パーツが仕上がりました。
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チェーンを切ってつなげて…ちまちま作業。
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完成。
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いいかんじ。これからもよろしく。
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by rawumber11 | 2016-07-24 15:55 | リペア・メンテなど | Comments(0)
2016年 04月 29日

鍬(くわ)の柄

「こういうのは治せますか?」と、おばあちゃんがお持ちになられたのは年期の入った鍬(くわ)です。
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これは、もう、おばあちゃんの言われる“くさび”がどうのとか、そういう次元ではないような…
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ちょうど手頃な材がありましたので…
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先端は金物に合わせて
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持ち手の方は丸く削って
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カチ込みます。力一杯に。
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くさびを打ちます。力一杯に。
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出来ました。喜んでいただけるかな…
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ちなみに“くさび”にはウォルナット。…おばあちゃん、知らないだろうなぁ…
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by rawumber11 | 2016-04-29 18:50 | リペア・メンテなど | Comments(0)
2016年 04月 04日

編み座のたわみ

ローアンバーの編み座の裏面は指が入るようにしてあります。これは“たわみ”などの調整が後々出来るように。
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今回は六年以上前に納品させて頂きました4脚のうちの1脚の修正。ご主人様が同じ椅子ばかりに座るそうで…若干のたわみができていました。張り替えではありませんので100%のはりには戻せませんが、十分なはりには戻せました。
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by rawumber11 | 2016-04-04 13:08 | リペア・メンテなど | Comments(0)
2016年 02月 27日

節穴の補修

節穴の補修です。色々な方法がありますけど今回はパテ埋めで。
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木工ボンドに
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節穴の持ち主の樹木(今回はウォルナット)を研磨した際に出た粉を調合して
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混ぜます。しっかり。
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いい感じになったら
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しっかり詰め込むように埋めます。乾くと縮みますので少し山盛りで。
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一日乾燥させるといい色に。
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サンドペーパーなどで研磨して
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終了です。
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by rawumber11 | 2016-02-27 12:26 | リペア・メンテなど | Comments(0)
2015年 01月 14日

急須の取っ手の修復

「とても使い易く…なんとかなりませんか?」と持ち込まれた急須です。
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取っ手の根元が折れてます。もう対の方にも裂けが入ってますね。寿命かな
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いい頃合いの竹の力をお借りします。よろしくお願いします。
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火を遠くあて、ゆっくり、ゆっくり、曲げていきます。
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形を整えて“竹ピン”の出来上がりです。
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取っ手本体に差し込み口を作ります。
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こんなかんじです。
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両方に差し込み、接着。
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取付ました。元の姿を見ていませんのでなんとも言えませんが、この引っ掛けた状態で完成されていたのでは?とも思えます。
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持ち込まれた状態ではナイロン紐が(両側共に)ほどけていました。竹とナイロンですから無理もないのかも。ですからちょっと細工穴を
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巻きます。
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完成です。
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持ち込まれた黒色よりは合うと思うのですが。
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実はこの紐は漁師網。急須とよく合うと思います。雅感がありますね。
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また大切にされなさい。
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by rawumber11 | 2015-01-14 12:48 | リペア・メンテなど | Comments(0)